映画に感謝を捧ぐ! 「ジャスティス(原題「Hart's War」版)」

 映画感謝人GHMです。

 

 今回はグレゴリー・ホブリット監督の「ジャスティス(原題「Hart's War」版 )」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジョン・カッツェンバックの小説をもとにして作られた本作は

 迷路感覚あふれる「第2次大戦期映画」であります。

 様々なジャンルへと二転三転していく物語を

 クールな色彩と映像表現によって描くという試みは

 私を「静かなる戦いと欺きの地」へと誘ってくれました。

 (ハッピー・エンドの中に空しさを宿す終幕も印象的です。)

 ある意味本作は「内に秘めたる要素を探ることによって味わいを増す」

 作品であると言えるでしょう。

 ドイツ軍=悪・連合軍=善の図式と見せかけて

 連合軍の偽善とアメリカ社会の病魔をえぐり出す本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。