映画に感謝を捧ぐ! 「チップス先生さようなら(1939年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はサム・ウッド監督の「チップス先生さようなら(1939年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジェームズ・ヒルトンの同名小説をもとにして作られた本作は

 作品全体から品格と実直さがにじみ出る作品であります。

 娯楽的盛り上げ・悪役の存在に依存することなく

 「人生」を表現するスタッフ・キャスト陣の勇姿は

 私に「人間一人一人が宇宙的スケールを持った存在である」ことと

 「最小限の言葉と行動によって思いを伝える」事の偉大さを

 示してくれました。

 まさに「人生劇場系映画」の雄と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 「善男善女向け」の作劇法を取りつつも

 鋭いメッセージを放つ本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。