映画に感謝を捧ぐ! 「ユニバーサル・ソルジャー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はローランド・エメリッヒ監督の「ユニバーサル・ソルジャー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 軍によって作られた改造人間「ユニバーサル・ソルジャー」の

 闘いを描いた人気シリーズの1作目となる本作は

 攻撃力と人間力を兼ね備えた作品であります。

 J・C・ヴァン・ダム&D・ラングレンの肉体的熱演

 (「演技」よりも個性を生かす事を重視したキャラクター作りの

 勝利であると言えるでしょう。)

 素朴にして破壊力十分なアクション・シーンの数々

 (現代の洗練されすぎたアクション映画では味わえない

 「体に来る快感」を感じました。)

 西部劇・SF・反戦映画を力技で融合させたストーリー

 (つじつま合わせよりも「勢い」を大切にする点が素晴らしい!)

 「ユニバーサル・ソルジャー」の長所と弱点をしっかりと設定することによって生じる

 スリルと整合性が一体となる姿は

 私に「軽量アクション映画本来の魅力」と「アクション俳優の生かし方」を

 再認識する機会を与えてくれました。

 (特撮派のR・エメリッヒ監督作であるにもかかわらず

 「素の肉体に対するこだわり」が随所に現れている点も見逃せません。)

 まさに映画全体を覆う豪快さと秘めたる繊細さが光る

 SFアクション映画であると言えるでしょう。

 2012年の映画「エクスペンダブルズ2」の

 前哨戦となった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。