映画に感謝を捧ぐ! 「ナイル殺人事件」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョン・ギラーミン監督の「ナイル殺人事件」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

 アガサ・クリスティーの小説「ナイルに死す」を

 もとにして作られた本作は

 「観光旅行映画」ならではの魅力を追求した作品であります。

 ミステリー映画の形態を取りながら

 「豪華スターとのエジプト旅行」を提供しようという

 サービス精神あふれる試みは

 私に「明確な目標を持った映画」の素晴らしさと

 日常では味わえない世界を旅する喜びを与えてくれました。

 (「西洋人の差別意識」を匂わせる描写が

 ある種のブラック・ユーモアとなっている点も見逃せません。)

 まさに「旅情ミステリー」本来の魅力に忠実な作品であると

 言えるでしょう。

 「推理小説の映画化」という困難な命題を

 スター映画と旅行映画を融合させることによって達成した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。