映画に感謝を捧ぐ! 「ランボー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はテッド・コッチェフ監督の「ランボー」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

 デイヴィッド・マレルの小説「一人だけの軍隊」をもとにして作られた

 人気シリーズの1作目となる本作は

 メッセージ性と活劇的迫力が一体となった作品であります。

 「国家によって高い戦闘力を与えられ、その代償として社会性を失った男」の

 孤独感を通じて「戦争の暗黒面」を示したストーリー

 主演男優シルベスタ・スタローンの五体を生かした熱演

 (強靱な肉体・哀しげな瞳・ぎこちない台詞回しが一体となって

 「戦いの場でしか生きられなくなった人間の姿」を

 より鮮明なものにしている点が素晴らしい!。)

 地形効果を最大限に生かすことによって

 迫力と現実感の共存に成功したアクション・シーン

 (シーン全体に「痛み」が感じられる点も見逃せません。)

 各シーンの空気を忠実に表現した音楽の数々が一体となって

 「スケール感と哀愁に満ちた世界」を生み出していく姿は

 私に「不動の正義漢と強大すぎる力がもたらす悲劇」を

 示してくれました。

 (本作の成功によるシリーズ化が「作品のメッセージ性」と

 「S・スタローンの人間味」を奪っていった点も見逃せません。)

 まさに「反戦系アクション映画」の手本と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 男二人の「見解の相違」が街を揺るがす争いへと発展していく姿を通じて

 「戦争の形」を世に示そうとした本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。