映画に感謝を捧ぐ! 「地獄のヒーロー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョセフ・ジトー監督の「地獄のヒーロー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 元兵士ジェームズ・ブラドッグの活躍を描いた

 

 人気シリーズの1作目となる本作は

 定番商品の魅力を体現する作品であります。

 主演男優C・ノリスの繰り出す多種多様なアクション

 (「東西交流型アクション」と呼びたくなるほどの幅広さが

 作品の味わいを高めております。)

 80年代の世相・潜入アクションの定番に忠実なストーリー

 (「英雄礼賛」の衣をまといながら

 「ヒーローの力で戦闘に勝つことは出来ても

 戦争に勝つことは出来ない。」ことを間接的に示しているようにも思います。)

 独自のユーモア・センスによって考え出されたボート

 観光旅行気分を味あわせてくれる風景の数々が一体となる姿は

 私にアクション映画の法則「戦いは周りの建物・人間を犠牲にする」

 「主人公は弾丸の回避力に長けている」・「口の悪い仲間は頼りになる」を

 守ることの大切さと80年代のアメリカを覆う空気を知る機会を

 与えてくれました。

 まさに「80年代とアクション映画の醍醐味を映す鏡」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 C・ノリス&キャノン・グループの個性と時代の潮流が

 最高の相性で結ばれていた時代を象徴する本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。