映画に感謝を捧ぐ! 「ナイロビの蜂」
映画感謝人GHMです。
今回はフェルナンド・メイレレス監督の「ナイロビの蜂」に
感謝を捧げようと思います。
ジョン・ル・カレの同名小説をもとにして作られた本作は
説得力とスケール感が程よく調和した作品であります。
現地ロケを最大限に生かした映像表現と
正義漢の強調や社会派的メッセージを最小限度にとどめ
「現状」を静かに描こうとする物語が一体となる姿は
私に「自然の雄大さと人間の小ささ」を目の当たりにする時間を
もたらしました。
(苦味の利いた「ハッピー・エンド」が作品の説得力を高めている点も
見逃せません。)
まさに「フィクションでありながら
実録級の説得力を持った作品」であると言えるでしょう。
アフリカで展開される陰謀を通じて
世界の病魔をえぐり出すことに挑んだ本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。