映画に感謝を捧ぐ! 「アナライズ・ミー」

 映画感謝人GHMです。

 

 今回はハロルド・ライミス監督の「アナライズ・ミー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 過度のストレスによって心を病んだマフィアの首領と

 彼を診る羽目になった精神分析医の姿を描いた本作は

 大胆不敵な公式を打ち出した作品であります。

 本来交わることのない存在である

 マフィア界と精神分析医を組み合わせることによって

 人情喜劇を生み出そうというスタッフ・キャスト陣の挑戦は

 私に「現代社会の複雑さ」・「罪と不信に彩られた世界に生きることの重み」

 「異種混合の醍醐味」を同時体験する機会を与えてくれました。

 (ドタバタ喜劇的な内容であるにもかかわらず

 「マフィア映画」に対する愛情が感じられる点も見逃せません。)

 まさに「道化の仮面を被りながら

 現代社会を映し出すマフィア映画」であると

 言えるでしょう。

 主演男優R・デ・ニーロの七変化ぶりと

 彼を取り巻く男優陣の顔力&口力が冴え渡る本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。