映画に感謝を捧ぐ! 「プラトーン」
映画感謝人GHMです。
感謝を捧げようと思います。
O・ストーン監督のベトナム戦争体験を
もとにして作られた本作は
外見以上の壮大さを宿した戦争映画であります。
登場人物の姿を闇と自然にとけ込ませることによって
「戦場における人命の軽さ・人格の無意味さ」を表現することを
可能にした映像技
「主人公とその周辺に絞った物語」であるにもかかわらず
「環境によって善悪の理が作られる」光景
甘く美しい理想と残忍な現実とのせめぎ合いといった
「人類史レベルの命題」を
写し出すことを可能にしたストーリー
「戦争」という混沌に飲み込まれていく魂を体現することを強いられた
俳優陣の熱演が一体となる姿は
私に「戦争映画における説得力の構築法」
「歴史の光と闇」について考えさせる機会を与えてくれました。
(最終局面におけるC・シーンとT・ベレンジャーの対決によって
「現実を受け止めながら理想へと向かう」ことの大切さを
伝えている点も見逃せません。)
本作こそ「O・ストーン監督の呪われた魂」が
映画という形となって現れた作品であると言えるでしょう。
映画全体を覆う「大義なき戦場に生きる男たちの狂気と倦怠感」が
名状しがたい恐怖と悲しみを呼び起こす本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。