映画に感謝を捧ぐ! 「素晴らしき日」

 映画感謝人GHMです。

 今回はマイケル・ホフマン監督の「素晴らしき日」に

 感謝を捧げようと思います。

 運命のいたずらによって知り合った親子二組の

 にぎやかな1日を描いた本作は

 優しいユーモアと教訓に満ちた王道系恋愛喜劇であります。

 劇的な展開よりも心の交流に重きを置いたストーリーと

 ドタバタ喜劇調でありながら品格のある演出が一体となって

 「にぎやかにして微笑ましい1日」を進行させていく姿は

 私に「心静かに王道的展開の良さを味わう時間」を

 与えてくれました。

 (母子家庭・父子家庭の厳しさに触れているにもかかわらず

 メッセージの押しつけを感じさせない作りとなっている点や

 米ドラマ「24」を思わせるような表現法が

 穏やかな形で使われている点も見逃せません。)

 まさに「都会派恋愛映画」の静かなる強豪と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 恋愛映画の王道と90年代のNYを包む空気が

 程よく解け合った本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。