映画に感謝を捧ぐ! 「地球の静止する日」

 映画感謝人GHMです。

 今回はロバート・ワイス監督の「地球の静止する日」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 異星からの使者「クラトゥ」と地球人との交流を

 描いた本作は

 寓話的ムードを持ったSF映画であります。

 サイレント映画風味のパニック描写

 

 当時の国際情勢と人間心理に対する

 風刺のこもったストーリー

 クールなキャラクターデザイン&素朴ながら味のある特撮が

 一体となる姿は

 私に「SFにおける社会性の大切さ」

 「想定外の自体において冷静さを保つことの難しさ」を

 再認識する機会を与えてくれました。

 (本編以上のスケール感と知的センスを感じさせる題名が

 作品の味わいを高めている点も見逃せません。)

 まさに「特撮技術と社会派精神が一体となって生まれた」

 作品であると言えるでしょう。

 強大な力と穏やかな心を持つ異星人と

 短絡的・暴力的な対応に終始する米軍の姿が

 「地球侵略SF」とは異なる恐怖と悲しみをもたらす本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。