映画に感謝を捧ぐ! 「硝子の塔」
映画感謝人GHMです。
今回はフィリップ・ノイス監督の「硝子の塔」に
感謝を捧げようと思います。
アイラ・レヴィンの同名小説をもとにして作られた本作は
変態性に支配されたサスペンス映画であります。
のぞき見的欲求と性欲に彩られたストーリー&演出
怪しげな音楽の数々が一体となって生み出された
「ささやかな愛と大いなる狂気に支配された世界」は
私の心中に潜む「悪魔」を魅了し
「映画の世界」へ封印してくれました。
(あえて殺人事件・子供虐待を軽く扱う潔さや
現代の「ネット・監視社会」を先取りした人物像・テクノロジーも
見逃せません。)
まさに「鑑賞者の理性と娯楽に対する寛容さが試される」
作品であると言えるでしょう。
脚本家J・エスターハスの変態センスと
主演女優S・ストーンのエロティックな魅力に支配された本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。