映画に感謝を捧ぐ! 「ファーザーズ・デイ」

 映画感謝人GHMです。

 

 今回はアイバン・ライトマン監督の「ファーザーズ・デイ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 1983年のフランス映画「Les Compères」の

 再映画化作品となる本作は

 スピード感と奇策に彩られた喜劇映画であります。

 「後半への布石であるかのように見せかけて、早急に種を明かす」

 奇襲的なストーリー展開

 R・ウィリアムズ&B・クリスタルの喜劇コンビによる「刑事映画的コンビネーション」

 五体を駆使して繰り出されるコメディ描写の数々が一堂に会する姿は

 私に「サスペンス的快感」と「ドタバタ喜劇の痛快さ」を同時体験する時間を

 与えてくれました。

 (下ネタ風味のシーンを下品になることなく表現する気遣いや

 二転三転しながらも後味の悪くない終幕へと着地するバランス感覚が感じられる点も

 見逃せません。)

 まさに「心安らかに楽しむための配慮にあふれた喜劇映画」であると

 言えるでしょう。

 活劇派制作者J・シルバーと喜劇派監督I・ライトマンの持ち味が

 程よく解け合った本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。