映画に感謝を捧ぐ! 「バタフライ・エフェクト」
映画感謝人GHMです。
今回はエリック・ブレス&J・マッキー・グラバー監督の
「バタフライ・エフェクト」に感謝を捧げようと思います。
記憶障害に翻弄される主人公の
奇妙な運命を描いた本作は
知的遊戯の香りを宿す強豪作であります。
「呪われた運命によって(時間を超越する存在)となってしまった男が
二転三転する時間軸と膨大な情報の中から(最良の答え)を探す旅」を
幻想的且つスピーディーな映像技を駆使して描こうという
大胆不敵な試みは
私に「謎解きゲームの醍醐味」と「虚実交わる世界に閉じこめられた人間の苦悩」に
触れる機会をもたらしました。
(典型的な「ハリウッド流エンディング」とは異なる苦味と安らぎに満ちた終幕も
見逃せません。)
まさに「作品世界に参加する感覚」を鑑賞者にもたらす
作品であると言えるでしょう。
ジャンル特定すら困難になるほどの複雑怪奇さでありながら
愛と冒険に満ちあふれた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。