映画に感謝を捧ぐ! 「ライフ・オブ・ブライアン」

 映画感謝人GHMです。

 今回はテリー・ジョーンズ監督の「ライフ・オブ・ブライアン」に

 感謝を捧げようと思います。

 イエス・キリストと同じ日に生まれたユダヤ

 ブライアンの生涯を描いた本作は

 道化の衣をまといながら「人間社会の暗部」を

 糾弾する過激作であります。

 宗教・政治・歴史の暗部を「笑い所」に変換し

 究極の滑稽劇として描くという大胆不敵な発想を

 戦略性と勢いのバランスを失うことなく映像化するという

 勇敢にして巧妙なる挑戦は

 私に「人類史の滑稽劇性」と「いかなる状況においても笑い所を見いだすことの大切さ」を

 示してくれました。

 (ネガティブとポジティブが程よく調和した終幕が「心癒される時間」を

 与えてくれる点も見逃せません。)

 

 まさに「笑激の歴史大作」と呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。

 芸術的狂気・知略・体力・技術力が4位一体となって

 人類社会の闇をえぐり出す姿に驚きと感動を禁じ得ない本作と 

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。