映画に感謝を捧ぐ! 「ミッドナイト・ラン」
映画感謝人GHMです。
今回はマーティン・ブレスト監督の「ミッドナイト・ラン」に
感謝を捧げようと思います。
マフィアの金を盗み、慈善事業に寄付した男をめぐる攻防を
描いた本作は
心静かに鑑賞できるアクション映画であります。
欲にまみれた男たちが織りなす嘘と暴力の応酬を
映画史上まれに見る軽やかさと陽気さで表現するという
賭けに挑んだスタッフ陣の勇気と技巧は
私に「逃亡アクションと癒し要素が共存しうる存在である」ことを
示してくれました。
(硬軟のバランスと品格によって
欲得ずくの男たちを「嫌悪感を感じさせないキャラクター」として
描くことに成功している点も見逃せません。)
まさに「喜劇系アクション映画」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
顔力あふれる俳優陣の壮絶にして奇妙な戦いが生む
CG満載のアクションにはないスリルと笑いが心地良い本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。