映画に感謝を捧ぐ! 「大脱走」
映画感謝人GHMです。
今回はジョン・スタージェス監督の「大脱走」に
感謝を捧げようと思います。
ポール・ブリックヒルの実話系小説をもとにして作られた本作は
映画史上最高レベルの「バランス感覚」で描かれた戦争映画であります。
知的ゲームの醍醐味と戦争の残酷さをバランスよく配合したストーリー
アクション・サスペンス・ユーモア・感動要素が程よく混ざり合った演出
スター映画の華やかさと適材適所の精神を兼ね備えたキャスティング
絶妙のタイミングで繰り出される名曲たちが力を合わせて
「壮大にして悲壮なる脱走劇」を形成していく姿は
私に「娯楽欲を刺激するスリル」・「知的欲求を満たす仕掛けの数々」
「信念に生きる男たちの輝きと苦悩」にあふれた時間をもたらしました。
(安易な「ハッピー・エンド」や「勧善懲悪」に逃避せず
「事実の重みを再現すること」・「全キャラクターに対する公平な目線を
保ち続ること」を守ろうとする精神が感じられる点も見逃せません。)
まさに「プロフェッショナル映画」の最高峰にして
「歴史のドラマ性」を象徴する作品であると言えるでしょう。
スパイ活劇・逃亡アクション・人間模様の醍醐味が一堂に会した本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。