映画に感謝を捧ぐ! 「星の王子さま」
映画感謝人GHMです。
今回はスタンリー・ドーネン監督の「星の王子さま」に
感謝を捧げようと思います。
サン=テグジュペリ の同名小説をもとにして作られた本作は
伝統保持の一形態を示した作品であります。
ミュージカル映画の伝統芸と童話流風刺精神が一体となって
癒しと教訓の時間を形成していく姿は
私に「現実逃避的作劇法」と「現実的目線」が程よく調和した瞬間を
見せてくれました。
まさに「アニメ的映像技・歌と踊りの妙技・アメリカ映画的ポジティブ精神」の
醍醐味を堪能させてくれる作品であると言えるでしょう。
苦味の利いた「陰性映画」の天下となった70年代アメリカ映画界において
明るく陽気な「陽性映画」の王道を貫く姿が印象深い本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。