映画に感謝を捧ぐ! 「壁の中に誰かがいる」

 映画感謝人GHMです。

 今回はウェス・クレイブン監督の「壁の中に誰かがいる」に

 感謝を捧げようと思います。

 母と姉を救うため泥棒に荷担した少年の運命を描いた本作は

 映画数本分の恐怖要素を堪能できる贅沢作であります。

 「屋敷」という閉鎖空間で展開される活劇的恐怖

 モンスターのような風貌をした「地下の住人」と地下室を覆う

 「闇と光」が放つホラー的恐怖

 (「地下の住人」を悪の犠牲者として描くことによって「外見で人を判断してはならない」

 ことを示している点も見逃せません。)

 狂気に取り憑かれた悪役ペアの「心理系恐怖」が一堂に会する姿は

 私に「娯楽映画における恐怖の幅広さ」を再認識する機会を与えてくれました。

 まさに「痛快系ジャンル融合映画」と呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。

 アクション・サスペンス・ホラーの持ち味が

 1本の映画に集う姿が心地良い本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。