映画に感謝を捧ぐ! 「愛と追憶の日々」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジェームズ・L・ブルックス監督の「愛と追憶の日々」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ラリー・マクマートリーの同名小説をもとにして作られた本作は

 豪放さと繊細さが同居する愛情劇であります。

 奔放な言動と繊細な心を合わせ持つ母娘と

 2人を取り巻く人々の姿を

 適正範囲のユーモア・現実感を失うことなく描いたスタッフ陣の平衡感覚と

 自らの個性と作品世界の空気を違和感なく融合させるという

 難題を可能にした俳優・女優陣の妙技が一体となる姿は

 私に「恋愛劇と人生模様の王道が共存可能である」ことを

 示してくれました。

 (現代における「ツンデレ」・「チョイ悪」を先取りした

 作りとなっている点も見逃せません。)

 本作こそ「人間の持つ感情と愛の形が結集した」作品であると

 言えるでしょう。

 恋愛劇巧者S・マクレーン&D・ウィンガーの魅力と

 強面俳優J・ニコルソン&J・リスゴーの「純情」によって

 美男美女による恋愛劇とは異なる味わいを生み出した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。