映画に感謝を捧ぐ! 「チームアメリカ☆ワールドポリス」
映画感謝人GHMです。
今回はトレイ・パーカー監督の「チームアメリカ☆ワールドポリス」に
感謝を捧げようと思います。
世界各国のテロリストと戦う特殊部隊
「チームアメリカ」の活躍を描いた本作は
世相・伝統芸・映画的知識が一体となって襲いかかる過激作であります。
アメリカ映画の伝統的スタイルと人形劇の技法を駆使して
各界の著名人・アメリカ外交・国際社会
映画のアクション描写・感動誘発的表現を笑い飛ばすという
大胆極まる挑戦は
私にブラック・ユーモアの醍醐味・活劇の痛快さ
物語作りにおける観察力・発想力の大切さを痛感する機会をもたらしました。
(ホラー性とユーモアを満ちたアクション描写
他作品のスタイルを巧みに融合させるバランス感覚
「悪役の哀愁」に着目する繊細さも見逃せません。)
まさに、アメリカ映画界の「懐の広さ」と「潜在能力」を象徴する
作品であると言えるでしょう。
現代社会・映画技法のすべてを「笑いの種」として活用する貪欲さと
本作の攻撃対象にされながらも「作品の封じ込め」を行わなかった著名人たちの勇気が
感動誘発系映画とは異なる感動と凶悪な笑いを呼び起こす本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。