映画に感謝を捧ぐ！ 「マインド・ゲーム（２００９年版）」

　映画感謝人ＧＨＭです。

　今回はジョセフ・グエリエリ＆ジャスティン・グエリエリ監督の

　「マインド・ゲーム（２００９年版）」に感謝を捧げようと思います。

　人里離れた森でキャンプを始めた男女の運命を描いた本作は

　効率重視で進行する脅威の珍作であります。

　スター不在の俳優＆女優陣・短い時間・現地ロケ

　残酷描写・お色気・王道的設定＆残酷シーンを駆使して

　暴力の連鎖による「モンスターの誕生」を描くという

　大胆極まる挑戦は

　私に、大作映画にはない「率直さ」と「悪ノリ的感覚」と

　文芸映画とは異なる形の「文学性」に触れる機会をもたらしました。

　（登場人物の性格・人生を掘り下げない「即興的なキャラクター作り」が

　ある種の不条理感を生み出している点も見逃せません。）

　まさに「大衆心理と極限心理をえぐり出す」軽量映画であると言えるでしょう。

　鑑賞者の本能的な欲求に答えようとするサービス精神と

　「低コストで能率的な映画作り」を求める姿勢が

　ある種の感動を呼び起こす本作と

　生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を！！！。