映画に感謝を捧ぐ! 「熱いトタン屋根の猫」

映画感謝人GHMです。

 

 今回はリチャード・ブルックス監督の「熱いトタン屋根の猫」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 テネシー・ウイリアムズの同名戯曲をもとにして作られた本作は

 荒々しさの中に人情を宿す作品であります。

 壮絶なる論戦がもたらす「虚偽の楽園」の崩壊を

 舞台的空気と映画的技巧のバランス感覚を保ちながら描くという挑戦は

 私に家族劇・心理戦・謎解きの醍醐味を

 同時体験する時間をもたらしました。

(直接的な描写を用いることなく過激要素「同性愛など」を描くことによって

 鑑賞者に「創造の機会」をもたらした

 知略とバランス感覚も見逃せません。)

 まさに「会話アクション映画」の強豪作と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 「真実」がもたらす破壊と救いを知力・体力の限りを尽くして体現した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。