映画に感謝を捧ぐ! 「誰がために鐘は鳴る」

 映画感謝人GHMです。

 今回はサム・ウッド監督の「誰がために鐘は鳴る」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 アーネスト・ヘミングウェイの同名小説をもとにして作られた本作は

 大作映画の個性を象徴する教科書的作品であります。

 命ある存在のみが持つ愛情・疑心・恐怖心・使命感

 戦いのスリルと哀愁・役所仕事への皮肉

 スター的存在感を放つ二人の主人公と

 自らの持ち味を発揮しながら彼らを支える脇役陣

 西部劇風ガン・アクション&特撮風メカ・アクション描写

 「反戦要素」を最小限にとどめ、恋愛要素と戦意高揚に重きを置いたストーリーが

 1本の映画に集結する光景は

 私に「多種多様な要素をバランスよく配合することにある」ことによって

 良き大作映画が生まれるという事と

 1940年代のアメリカを覆う「空気」を再認識する機会をもたらしました。

 まさに「時代を映す戦争大作」と呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。

 活劇系戦争映画の魅力と危うさを体現した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。