映画に感謝を捧ぐ! 「シックス・センス」

映画感謝人GHMです。

 今回はM・ナイト・シャマラン監督の「シックス・センス」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 秘密を抱えた少年と精神分析医の交流を描いた本作は

 後年の「ドンデン返しサスペンス」に多大な影響を与えた作品であります。

 闇雲に情報を隠すのではなく、見せるべき部分と見せるべきでない部分を

 選別することによる「好奇心の確立」

 「絵」としての魅力と適性範囲のハッタリ性を兼ね備えた映像表現

 主人公の「疑心」を見せることによって発生する説得力が

 一本の映画に集結する光景は

 私に「意外性による驚かせ」の枠を超えた驚きと感動をもたらしました。

 (サスペンス技術のみに頼らず、メッセージ性や情緒を重視した作りとなっている点も

 見逃せません。)

 まさに「サスペンス映画の歴史」に輝く道しるべと呼ぶべき

 作品であると言えるでしょう。

 M・N・シャマラン監督の神秘主義・哲学・技巧が花開く姿を

 見せてくれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。