映画に感謝を捧ぐ! 「アイアンマン(2008年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はジョン・ファヴロー監督の「アイアンマン(2008年版)」に
感謝を捧げようと思います。
マーベル・コミックの同名ヒーローをもとにして作られた
人気シリーズの1作目となる本作は
外見以上の重さを宿す「脅威のコミック・ムービー」であります。
現実の残酷さに触れながらも「脳天気さ」を保ち続ける「富豪ヒーロー」と
現実社会を体現する悪として登場したにもかかわらず
ヒーローに感化されて?コミック化していく悪役との対決を
特撮的アクション描写とブラック・ユーモア精神を駆使して描くという試みは
私に「アメリカ的脳天気さを貫くことによって
発生する風刺性」を体感する機会をもたらしました。
まさに、偉大にして爽快な「偽善者ヒーロー映画」であると言えるでしょう。
CG満載のアクション・シーンと記号的なキャラクターを使って
ものつくりにおける「過程」の大切さと兵器ビジネスの残酷さ&滑稽さを説いた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。