映画に感謝を捧ぐ! 「アイガー・サンクション」
映画感謝人GHMです。
今回はクリント・イーストウッド監督・主演の「アイガー・サンクション」に
感謝を捧げようと思います。
トレヴェニアンの同名小説をもとにして作られた本作は
奇襲性とアトラクション性を兼ね備えたサスペンスであります。
スパイ活劇と冬山登山を結びつけるという奇策的作劇法
休暇旅行を楽しむかのようなリラックス感を保ちながら
ミステリアスな空気作り・リアルな自然描写に励むC・イーストウッド氏の勇姿
品格とスリルを兼ね備えたJ・ウイリアムズの音楽が一堂に会する光景は
私に「趣味と実益の幸福なる共存」の形を目の当たりにする機会をもたらしました。
(後年の「登山映画」に多大な影響を与えている点も見逃せません。)
まさに「観光旅行映画と冒険映画の長所を合わせ持った作品」を
創造することに挑んだ挑戦作であると言えるでしょう。
「趣味と実益の幸運な結婚」を象徴するかのような空気を放つ本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。