映画に感謝を捧ぐ! 「若き勇者たち」
映画感謝人GHMです。
今回はジョン・ミリアス監督の「若き勇者たち」に
感謝を捧げようと思います。
若者たちの姿を描いた本作は
アメリカと戦いに対する「過剰な愛」が
予期せぬ風刺性を呼び起こす作品であります。
青春映画の世界を象徴するかのような男女が
戦争映画の気風に染まっていく光景を
様々な時代・文化が入り交じった戦闘シーンを駆使して描くという挑戦は
私に「正義の戦い」が精神に与える快感と危険性を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(アメリカが「敵を作ることによって国民の結束を高め、国家を繁栄させていく」
国であることを象徴する作品であることも見逃せません。)
まさに「大戦争の一端を担う男たちの勇気と狂気を写し出した」
作品であると言えるでしょう。
J・ミリアス監督流の「武士道精神」と
80年代のアメリカが抱える「東側に対する過度の危機意識」が融合した本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。