映画に感謝を捧ぐ! 「フィーリング・ミネソタ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はスティーブン・ベーグルマン監督の「フィーリング・ミネソタ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ラスベガスをめざして旅立った男女の運命を描いた本作は

 過剰なまでの軽快さと複雑怪奇さに翻弄される作品であります。

 

 「見せたいもの」を勢い任せに並べたかのようなストーリー

 

 場違いなまでに技巧的な映像表現

 軽妙にして味わい深い音楽が一堂に会する光景は

 私に「先読み困難な状況」を満喫する時間を与えてくれました。

 

 ある意味本作は「人生の難解さを象徴する作品」であると言えるでしょう。

 映画全体を覆う「無軌道さ」によって

 不条理なスリルとユーモアを生み出した本作と

 

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。