映画に感謝を捧ぐ! 「ラジオ・デイズ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はウディ・アレン監督の「ラジオ・デイズ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 W・アレン監督の子供時代をもとにして作られた本作は

 心技体が一体となった人情劇であります。

 1943年~44年の「ニューヨーク」における庶民生活と大衆芸能の内幕を

 短篇集的な軽やかさと情緒のバランス感覚を失うことなく描ききった

 技術力と精神力は

 私に「アメリカ史」の一端と日常生活に宿るドラマ性を体感する時間をもたらしました。

 (「過去礼賛一辺倒に溺れず、時代の暗黒面を写し出す物語となっている点も

 見逃せません。)

 まさに「懐古映画」の静かなる強豪と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 古き良き時代への愛と喜劇力に満ちあふれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。