映画に感謝を捧ぐ! 「グリース」

 映画感謝人GHMです。

 今回はランダル・クレイザー監督の「グリース」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジム・ジェイコブスとウォーレン・ ケイシーの

 同名ミュージカルをもとにして作られた本作は

 「伝統文化を守る方法」の一形態を示したミュージカル映画であります。

 70年代に台頭した反抗精神と社会派的リアリズムによって

 危機に瀕した正統派ミュージカル映画の精神を

 「70年代後半の文化とミュージカルの王道要素を融合させる」手法によって

 後世に伝えていこうという試みは

 私に「時代性と伝統文化の平和的共存」の一形態を

 示してくれました。

 まさに「70年代と80年代の架け橋」と呼ぶべき

 ミュージカル映画であると言えるでしょう。

 

 「歌と踊りのために物語が存在する」ミュージカル映画の伝統と

 70年代後半のアメリカ文化が一体となることによって生を受けた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。