映画に感謝を捧ぐ! 「マイティ・ソー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はケネス・ブラナー監督の「マイティ・ソー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 マーベル・コミックの同名ヒーローをもとにして作られた本作は

 新旧の娯楽要素が一体となって生まれた

 異色のコミック・ムービーであります。

 北欧神話を大衆娯楽的に加工したストーリー

 ヨーロッパ絵画的な映像・TVゲーム流アクション・シーンが

 一体となる光景は

 私に「アメリカ映画のテクノロジーとヨーロッパの伝統文化」が

 共存しうる存在であることを示してくれました。

 (悪役を「記号的な敵対者」とせず、人間味のある存在として描いている点も

 見逃せません。)

 まさに「歌舞伎型コミック・ムービー」の称号にふさわしい作品であると言えるでしょう。

 アメリカ流コミック・ムービーと

 シェークスピア劇の魅力を兼ね備えた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。