映画に感謝を捧ぐ! 「ガス燈(1944年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はジョージ・キューカー監督の「ガス燈(1944年版)」に
感謝を捧げようと思います。
パトリック・ハミルトンの戯曲をもとにして作られた本作は
犯罪の心理的影響に着目した作品であります。
犯罪被害と環境が人間心理に与える影響を
物理的残酷描写をほとんど用いることなく表現するという
難問に挑んだスタッフ・キャスト陣の勇気と発想力は
私に犯罪がもたらす「間接被害」の恐怖と
精神的残酷描写が生み出すスリルを目の当たりにする機会をもたらしました。
まさに「心理サスペンス映画」の静かなる強豪と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
女性映画・心理劇・犯罪映画の魅力を兼ね備えた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。