映画に感謝を捧ぐ! 「コロラド」

 映画感謝人GHMです。

 今回はヘンリー・レヴィン監督の「コロラド」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 南北戦争直後のコロラドで発生した悲劇を描いた本作は

 戦争の間接被害に着目した

 異色の西部劇であります。

 戦争が人間心理・社会生活に与えるダメージを

 前面に打ち出したストーリーと

 西部劇の王道要素に沿って作られたアクション・シーンが

 一堂に会する光景は

 私に「説教一辺倒に走ることなく社会派的メッセージを発する方法」の

 一形態を示してくれました。 

 まさに「社会性と娯楽性の均整を保つことに重きを置いた」

 

 西部劇であると言えるでしょう。

 スター映画・娯楽西部劇・社会派映画の精神を

 共存させることに挑んだ本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。