映画に感謝を捧ぐ! 「殺しのドレス」
映画感謝人GHMです。
今回はブライアン・デ・パルマ監督の「殺しのドレス」に
感謝を捧げようと思います。
ラブホテルのエレベーターで発生した殺人事件によって
結びつけられた人々の運命を描いた本作は
心技体が一体となった異常心理サスペンスであります。
映画史上に存在する「映像テクニック」の限りを尽くして
セックス&バイオレンスをのぞき見る快感を楽しみつつ
娯楽作品に仕立て上げようという熱意と
俳優・女優陣の怪しくも楽しげな熱演ぶりが一体となる光景は
私に「娯楽作品を作り出す人間に潜む狂気」と
「自らの本能をさらけ出す開放感」を堪能する時間をもたらしました。
(王道性と変態性の入り交じったストーリーと音楽が
映像の魅力を引き立てている点も見逃せません。)
まさに「変態的犯罪サスペンス」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
B・デ・パルマ監督の性的欲求と映像技が最高の結婚を果たすことによって
生を受けた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。