映画に感謝を捧ぐ! 「E.T.」

映画感謝人GHMです。

 

 今回はスティーブン・スピルバーグ監督の「E.T.」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 地球外生命体「E・T」と

 少年たちとの交流を描いた本作は

 スタッフ陣の「SF巧者」ぶりが冴え渡る作品であります。

 怪奇的でありながらも愛嬌のある「E・T」の造形

 光と闇を巧みに利用した映像表現

 (CG満載の現代とは一味違う「夢のある」SFXや

 自転車アクションの妙技を堪能させてくれる点も見逃せません。)

 SFファンタジーの衣をまといながら「人生の通過儀礼」を描いたストーリー

 (「バラバラに動いていた二組が一つの線となる」過程を丹念に描いている点も見逃せません。)

 「CM的」でありながらも違和感を感じさせない小道具の使い方

 軽やかにして上品な挿入曲が一堂に会する光景は

 私に「大衆娯楽性と作家性の均整を保った」作品の放つオーラを

 堪能する時間をもたらしました。

 (S・スピルバーグ監督が「映画監督」としての技量だけでなく

 「会社経営者」としての戦略性を示した作品である点も見逃せません。)

 本作こそ「SF・ホラー・サスペンス・青春劇の持ち味を網羅しつつ、自らの個性を発揮した」

 SFファンタジー映画であると言えるでしょう。 

 後年のSF作品・ファンタジー作品に対する「道しるべ」となった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。

 追伸 このたび本ブログにおける「SF」の項が

 100件に達しました。

 改めて皆さんに深い感謝を!!!。