映画に感謝を捧ぐ! 「殺人魚フライングキラー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジェームズ・キャメロン監督の「殺人魚フライングキラー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 港町を襲う殺人魚の恐怖を描いた本作は

 内容以上の価値を持つモンスター・ホラーであります。

 過去の名作を融合させたかのようなストーリーと

 省略&流用感漂うモンスター・パニック・シーンの中に潜む

 後年のJ・キャメロン監督作に通じる要素(戦うヒロイン・水へのこだわり等)は

 私に「与えられた環境の中で最善を尽くす」ことの尊さを再認識する機会と

 時代の空気と軽量映画の醍醐味を同時体験する時間をもたらしました。

 (「本作がJ・キャメロン監督に与えた屈辱と悪夢が

 「ターミネーター」への原動力となった」という

 映画史的貢献も見逃せません。)

 まさに「歴史的意義を持った珍作」であると言えるでしょう。

 流行への便乗&制作環境の厳しさを感じさせる内容が

 「名作」と称される作品とは異なる親近感を生み出した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。