映画に感謝を捧ぐ! 「十戒(1956年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はセシル・B・デミル監督の「十戒(1956年版)」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

 旧約聖書の「出エジプト記」をもとにして作られた本作は

 娯楽大作性とメッセージ性が共存するタフな作品であります。

 聖書をアメリカ流に解釈したストーリーに

 ファンタジー的な映像技・政治要素・歴史劇要素を加えることによって

 「大作映画」へと変化させたスタッフ・キャスト陣の技量と戦略性は

 私に「宗教・アメリカ精神・映画」のもつ力強さと危険性を

 体感する時間をもたらしました。

 ある意味本作は「キリスト教徒が神に抱く愛と恐れ」と

 「アメリカ合衆国の個性」を象徴する大作映画であると言えるでしょう。

 豪華絢爛さと危うさに満ちあふれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。