映画に感謝を捧ぐ! 「ゴールデンボーイ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はブライアン・シンガー監督の「ゴールデンボーイ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 スティーブン・キングの同名小説をもとにして作られた本作は

 

 「怖いもの見たさ」精神に満ちた心理サスペンスであります。

 ナチス・マニアの少年と元ナチス軍人の交流を

 猟奇性と絵画性を兼ね備えた映像表現を駆使して描くという試みは

 私に「理性による歯止めを失った状態で知識を得ること」がもたらす代償を

 体感する時間をもたらしました。

 (主演男優I・マッケランの「段階的怪演」と

 勧善懲悪的結末からのどんでん返しが

 作品の持ち味を高めている点も見逃せません。)

 まさに「精神的モンスター映画」の歴史に輝く怪作であると言えるでしょう。

 対決映画と変態映画の醍醐味を兼ね備えた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。