映画に感謝を捧ぐ!「キンキー・ブーツ」

  映画感謝人GHMです。

 今回はジュリアン・ジャロルド監督の「キンキー・ブーツ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 イギリスの紳士靴メーカー「W.J. Brookes Ltd」の実話を

 もとにして作られた本作は

 対照的な存在を融合させることによって生じる化学反応の妙を

 堪能できる実話系作品であります。

 「男性の心中に宿る女性的気質」・「伝統技と流行」・「庶民性とショービジネス」を

 「娯楽の王道と現代社会の病理」を巧みに調和させたストーリーと

 ライブ的表現法・アクション的に表現された「靴作りシーン」・人情劇要素を

 兼ね備えた演出を駆使して描かれる

 「方程式的でありながらも説得力のある世界」は

 私に「復活劇の王道・社会性・音楽&ダンス映画の醍醐味」が

 共存可能な存在であることを示してくれました。

  

 まさに「奇抜な発想とわかりやすい語り口を兼ね備えた」人情喜劇であると言えるでしょう。

 

 素朴さと華やかさがバランス良く配合された本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。