映画に感謝を捧ぐ! 「キャット・バルー」
映画感謝人GHMです。
今回はエリオット。・シルバースタイン監督の「キャット・バルー」に
感謝を捧げようと思います。
ロイ・チャンスラーの小説をもとにして作られた本作は
西部劇の定番要素を大胆不敵に加工した異色作であります。
父を殺されたヒロインと仲間たちの復讐劇を
演出・脚色・音楽の限りを尽くして「ミュージカル風味のドタバタ喜劇」に
変換させることを可能にしたスタッフ陣の発想力&技術力は
私に「悲劇と喜劇の類似性」と「喜劇的アクションの醍醐味」を
満喫する機会をもたらしました。
(主演男優L・マービンの硬派な風貌&七変化ぶりが
作品の味わいを高めている点も見逃せません。)
まさに「シリアスとコメディの間を流離う」西部劇であると言えるでしょう。
西部劇の世界を喜劇的な視線で見つめた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。