映画に感謝を捧ぐ! 「オーバー・ザ・トップ」
映画感謝人GHMです。
今回はメナハム・ゴーラン監督の「オーバー・ザ・トップ」に
感謝を捧げようと思います。
トラック運転手兼アーム・レスリング選手「リンカーン・ホーク」と
10年の時を経て再会した息子との旅を描いた本作は
アクション映画で名高いキャノン・フィルムズが「スポーツ映画」に挑んだ異色作であります。
「アーム・レスリング」を映画の題材にするという奇抜な発想と
スポーツ映画&家族劇の方程式に沿って進行する物語が一体となる光景は
私に「小細工を弄さず、真っ向勝負に挑むことの醍醐味」と
「他の人が思いついてもやらない部分に着目する」面白さを
同時体験する楽しみをもたらしました。
(主演男優S・スタローンの特性「逆境において強さを発揮する」を
有効活用している点や
キャノン・フィルムズ流アクション・シーンの「場違い感」が
奇妙なユーモアを生成している点も見逃せません。)
まさに「直球型スポーツ映画」の雄と呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。
ロマンス要素に背を向けた男臭あふれるストーリーと
アクション俳優S・スタローンの「秘めたる人間味」が一体化することによって
生を受けた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。