映画に感謝を捧ぐ! 「バカルー・バンザイの８次元ギャラクシー」

　映画感謝人ＧＨＭです。

　今回はＷ・Ｄ・リッチター監督の「バカルー・バンザイの８次元ギャラクシー」に

　感謝を捧げようと思います。

　外科医兼ロック歌手「バカルー・バンザイ」と仲間たちの活躍を描いた本作は

　ＳＦ映画史上まれに見る「豪快さ」を誇る作品であります。

　論理の壁を打ち破るほどの勢いで突き進む「荒馬的」なストーリー

　コミック感覚満載のキャラクター＆メカデザイン

　奇想天外なネーミングセンス

　素朴極まる特殊効果の数々

　地球の危機を描いているにもかかわらず

　和やかな雰囲気を放つ演出が一堂に会する光景は

　私に、感動映画やサクセス・ストーリーとは異なる「癒し」に

　あふれた時間をもたらしました。

　（颯爽たる次回予告～エンドロールがある種の哀愁を呼び起こしている点も見逃せません。）

　まさに「珍味系ＳＦ映画」の称号にふさわしい作品であると言えるでしょう。

　超人的な主人公とコミカルな敵役が放つ「緩やかな空気」が

　時間と共に快感へとつながっていく本作と

　生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を！！！。