映画に感謝を捧ぐ! 「ヤング・フランケンシュタイン」

 映画感謝人GHMです。

 今回はメル・ブルックス監督の「ヤング・フランケンシュタイン」に

 感謝を捧げようと思います。

 

  メアリー・シェリーの小説「フランケンシュタイン」をもとにして

 1974年に作られた本作は

 芸術性と悪ノリが交錯する異色作であります。

 古典怪奇映画の味わいを忠実に再現した映像&音楽と

 原作の名場面&怪奇映画の定番を「笑い所」に転化したストーリーが

 絶妙のバランスを保ちながら「映画的二人三脚」を披露する光景は

 私に「怪奇恐怖とドタバタ喜劇が最高級の結婚を果たす光景」を

 体感する時間をもたらしました。

 (過去の「フランケンシュタイン系映画」よりもヒューマニズムと皮肉に満ちた結末が

 ブラック・ユーモア的味わいを高めている点も見逃せません。)

 

 まさに「怪奇系喜劇」の歴史に燦然と輝く

 作品であると言えるでしょう。

 怪奇恐怖描写とコント的な笑いを融合させることによって

 後年のホラー映画&コメディ映画に多大な影響を与えた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。