映画に感謝を捧ぐ! 「タイムマシン(1960年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はジョージ・パル監督の「タイムマシン(1960年版)に
感謝を捧げようと思います。
H・G・ウェルズの同名小説をもとにして作られた本作は
「時間旅行」の魅力を恐怖を体現したSF映画であります。
冒険のスリルと社会風刺を兼ね備えたストーリー
(荒唐無稽な設定に「理詰めの説明シーン」を加えることによって
説得力を与えている点も見逃せません。)
映画的表現法を巧みに使用して作られた特殊効果
(CG満載の特殊効果にはない味わいと見やすさを感じました。)
絵画的な舞台&小道具の数々が一堂に会することによって生み出された
「活劇性とブラック・ユーモアに満ちた未来の旅」は
私に「偉大な発明は子供の無鉄砲さと
大人の知性が融合することによって生まれる」事と
「SF映画には社会性と作品世界のルールを貫く精神力が不可欠である」事を
示してくれました。
まさに「娯楽系SF映画の手本」を世に示した作品であると言えるでしょう。
SF映画の枠を超え、後年の映像作品に多大な影響を与えた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。