映画に感謝を捧ぐ! 「つばさ」

映画感謝人GHMです。

 今回はウィリアム・A・ウェルマン監督の「つばさ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 映画史上初の「アカデミー作品賞受賞作」となった本作は

 後年の戦争映画に対する「道しるべ」となった作品であります。

 戦争映画・青春映画・恋愛映画のエッセンスを

 融合させたかのようなストーリーと

 大作的スケール感と残酷さを兼ね備えた映像が一体となる光景は

 私に「アメリカ流戦争大作」の基本形態が

 本作において完成したことを示してくれました。

 まさに「アメリカ流戦争映画の光と闇」を象徴する作品であると言えるでしょう。

 映画全体を覆う「勧善懲悪的ムード」と後味の悪い結末によって

 反戦メッセージに依存することなく「戦争の危うさと空しさ」を伝えた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。