映画に感謝を捧ぐ! 「リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はフランク・オズ監督の「リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 1960年に公開された同名映画の

 再映画化作品となる本作は

 複数の娯楽要素が融合することによって生まれた

 突然変異的な作品であります。

 ホラーの恐怖&残虐性・ミュージカル流の歌と踊り

 CG満載の特殊効果とは異なる「味わい」を宿すSF的表現

 残酷な状況を「ドタバタ・コメディ」に転換する喜劇的技術力

 コミック感覚あふれるキャラクター・デザインが一堂に会して

 「恐ろしくも可笑しい世界」を形成していく光景は

 私に「60年代と80年代の文化」が混ざり合う感覚と

 ブラック・ユーモアと和やかな笑いが共存する光景を

 同時体験する時間をもたらしました。

 (善悪共にハイテンションな俳優・女優陣の勇姿が

 作品の喜劇力を高めている点も見逃せません。)

 本作こそ「面白マジメ映画」の雄と呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。

 昨今の「漫画の実写映画版」を遥かにしのぐ漫画的感覚と

 芸人技と映像技の妙技を堪能させてくれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。