映画に感謝を捧ぐ! 「グッドフェローズ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はマーティン・スコセッシ監督の「グッドフェローズ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ニコラス・ピレッジの実話系小説「WISEGUY」を

 もとにして作られた本作は

 組織犯罪映画の新境地を開いた強豪作であります。

 バイオレンス要素とファミリー・ドラマ要素が入り交じった奇妙な物語と

 軽快なる映像・凶暴にして滑らかな台詞回し・時代を彩る名曲たちが

 融合する事によって生じる恐怖と親近感は

 私に、我々とは異なる「理」によって形成される世界をのぞき見る快感と

 「スリルに満ちた人生」がもたらす輝きと代償の重みを体感する機会をもたらしました。

 (俳優・女優陣の「説得力のある外見」とエネルギッシュな熱演ぶりと

 「ハッピー・エンドの衣をまとった悲劇」と呼びたくなるような終幕が

 作品の味わいを高めている点も見逃せません。)

 本作こそ「日常系極道映画」の称号にふさわしい作品であると言えるでしょう。

 後年の映画&TVドラマに通じる要素の数々が

 「マニア心」を刺激する本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。