映画に感謝を捧ぐ! 「最後の海底巨獣」

映画感謝人GHMです。

 今回はアーヴィン・S・イヤワース・Jr監督の「最後の海底巨獣」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 海底より引き上げられた恐竜がもたらす騒動を描いた本作は

 大衆娯楽要素を総動員した怪獣映画であります。

 SF・陰謀劇・ロマンス・サイレントコメディ・アクション

 観光旅行要素を詰め込んでいるにもかかわらず

 明瞭且つ滑らかに進行していく物語は

 私に「肩の力を抜いて楽しむことの出来る映画」のありがたみを

 再認識する時間をもたらしました。

 (CG満載の現代とは異なる「撮影技によってスケール感を高める」手法や

 ホラー映画的な「含み」を持った終幕を採用している点も見逃せません。)

 まさに「大衆食堂映画」の魅力を体現した作品であると言えるでしょう。

 過去のモンスター映画の持ち味を有効活用しつつ

 後年のモンスター映画&SF映画に様々なヒントを与えた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。