映画に感謝を捧ぐ! 「ヘアー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はミロス・フォアマン監督の「ヘアー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 1960年代後半に生まれた同名ミュージカルを

 もとにして作られた本作は

 映像技と反骨精神に彩られたミュージカル映画であります。

 アウトロー的に進行する物語に秘められた「反戦・反権力」の意志

 「映画的見せ方」へのこだわりに満ちた映像表現

 軽快にして過激な挿入曲の数々が一堂に会する光景は

 

 私に、70年代ミュージカル映画ならではの社会性と反抗精神を

 体感する時間をもたらしました。

 本作こそ「変化球型反戦ミュージカル」の称号にふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 自由奔放な作りでありながら

 「自由奔放の代償」から目を背けない精神に驚かされる本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。